筋トレの記録日記をつけるべき13の理由|トレーニングと食事を軸に確認!

筋トレの記録日記をつけることは、筋トレの目的を達成するためにもとても役に立つ手法のひとつです。筋トレの記録日記がもつメリットについて紹介していきます。

筋トレ記録を残すことは増量、減量のどちらをするのにも役立ちますが、実際のところ、自身がプロのトレーナーであったり、またはボディビルダーやアスリートでない限り、筋トレについて詳しい記録を日記として残している人はあまり多くはなさそう。

しかし、筋トレの記録日記をつけていくことは、筋トレを成功に導くためにも、そして筋トレで停滞期に陥ってしまった際に抜け出すためにも、とても貴重なものになります。

そのため、筋トレのことを真剣に考えている人であればあるほど、筋トレの記録を残しておくメリットを理解して、日記を書き始めてみるのがおすすめ。

今回は、筋トレの記録日記をつけるといい13のメリットについて、トレーニングと食事の2つの軸から紹介していきます。

筋トレの記録日記をつけるべき理由(トレーニング編)

最高のパフォーマンスのために何が必要かわかる

毎回のトレーニング後に筋トレの記録日記をつけることで、最高のパフォーマンスを出した時、普段のトレーニングと何が違ったのかの詳細を客観的に確認することができます。

例えば、

  • 最高のパフォーマンスを出した時の体重は?
  • その時の筋肉や関節の使い方は?
  • 心の状態は?
  • その前にウォームアップにはどのくらい時間をかけた?

といった感じの記録が残っていれば、今後の筋トレでも同じように高いパフォーマンスを発揮していくために何が必要かを理解し、有効活用していくことができます。

筋トレの記録日記をとらなかった場合と比較して、パフォーマンスを維持しながらさらなる高みへ挑戦するためにも、とても貴重なデータになります

筋トレパフォーマンスのスランプを修正できる

筋トレにスランプ(停滞期)はつきもの。長く筋トレを続けていればいるほど、スランプを経験する可能性が高くなります。

スランプに陥った時、もしそれまでに筋トレの記録日記をつけていたとしたら、筋トレ日記を見直して、以下のような感じで原因を探ることが可能。

  • 睡眠不足ではない?
  • 筋トレ以外にも走り込みすぎで疲れていない?
  • 強度のかけすぎでオーバートレーニングになっていない?
  • 栄養不足で筋肉がついていないのではない?
  • トレーニングが毎回同じで筋肉が慣れてしまっていない?

記録日記を見直しているなかで、ひとたび原因がわかったら、後はその要因を取り除いていくことで、おのずとスランプから脱出していけるようになります。

他にも、普段から記録をつけていれば、トレーニングのパフォーマンスが少しでも下降気味になってきた時にすぐに気づくことができ、完全なスランプへ陥る前に改善することが可能になります。

筋トレの記録日記を継続していなければ、パフォーマンスの低下が大きくなるまで気づかず、気づいたときには少しの修正では足りなく、トレーニングプランを大幅変更しなければいけないなんてことになってしまいます。

記録日記で自分のリズムやパターンを確認できる

筋トレの記録日記をつけておくことで、1週間の中でどのタイミングが自分にとって最もパフォーマンスを発揮しやすく、逆に疲れやすいかのリズムやパターンを確認することができるようになります。

自分のリズムを確認できれば、例えば最もパフォーマンスを発揮しやすい曜日に、集中して鍛えたい部位の筋トレメニューをおこなっていくというちょっとした工夫ができるようになります。

そうすれば、筋トレの成果をより意識的にコントロールしていくことができます。

自信を維持するのに有効

筋トレの記録日記をつけていない場合、どんなに「質の高いトレーニング」をしたとしても、その証拠は疲労感やパンプ感といった感覚的なものだけになりがちですよね。

しかし、その感覚的な達成感は時間と共に消えてしまい、残ることはありません。

一方、筋トレの記録日記をつけていた場合、質の高いトレーニングをおこなった際のパフォーマンスはもちろんのこと、その際の気持ちや感覚なども文章やデータという形で残すことができます。

そして、質の高いトレーニングを続けることによる成長も客観的なデータとして残していけます

このように、普段から「質の高いトレーニングをおこなっているという事実」を残し、しっかりと成長していることが客観的に分かる状況を作っておけば、自信が揺らぎそうになった時にも、自分の筋トレを信じて自信を保てることにつながりますよ!

モチベーションを高めることができる

筋トレについて継続的に記録していくことは、モチベーションの維持や向上にも有効。

例えば、自分の筋肉が着実に成長しているというデータを時系列で表にしてみる。すると、細かいところでは上げ下げがあったとしても、正しい筋トレを続けていれば、右上がりのグラフができるはず。数ヶ月後に見直してみると頑張って今があることがわかります。

さらに、日記の中にちょっとした欄を設けて、何か自慢したいことをトレーニング中に達成したら記録しておくようにする。

このように、成長しているグラフを確認できたり、自分にとって自慢できることを見返せるようにしておくことは、さらに筋トレを頑張っていこうという高いモチベーションにつながってきます。

記録日記はトレーニングを継続することにも役立つ

例えば、筋トレの記録日記を自分のブログなどで一般公開してみるなんていうことであれば、トレーニングの継続にも役立つことになります。

というのも、筋トレの記録を日記として一般公開し始めると、トレーニングをしなくてはいけないという責任感のようなものを感じ始め、筋トレをサボりたいと思った時にも自分の感情を押し込めることができるようになってくるからです。

また、場合によっては、その筋トレ記録日記を読んだ読者から応援や改善のためのアドバイスをもらい、それがトレーニング継続の後押しとしてはたらいてくることにもなります。

記録日記を公開するとなると、筋トレのフォームなどの細かい点についても、普段以上に気を配っていくようになるのでおすすめです。

記録日記があれば計画を立てやすくなる

筋トレの記録日記をつけていき、一定期間ごとの自分の成長を追っていくことで、今後に向けたトレーニング計画を立てやすくなります

例えば、その年の目標を100kgのベンチプレス挙上と定め、1~3月までの成長が「80kg→87kg」であった場合、残り9ヶ月あることを考えると順調に進んでいるため、基本的には扱う重量を少しずつ高めながら継続すれば、年内に100kgは到達できそうです。

しかし、同じ期間での進捗が「80kg→83kg」であった場合、今のままでは残り9ヶ月で達成するのは難しい可能性があるため、トレーニング計画を変更する必要が出てきますね。

このように、筋トレの記録日記を続けていくことは、自分の成長を追うだけでなく、今後のトレーニングの計画を立てる時にも、ひとつの道しるべとして有効活用できるのです。

目標がブレないようにする

そして、計画を立てやすくなると同時に、目標を常に思い出させてくれて本来の筋トレの目標からブレないようにするといった効果もあります。

例えば、当初の目標は挙上重量を高めていくことであったはずなのに、いつのまにか挙上回数を増やすことに夢中になってしまい、繰り返せる回数は増えているけど、挙上重量はほとんど伸びていないということが起こってしまうかもしれません。

特に、一定以上の筋力がついた後は繰り返す回数を増やすのは比較的簡単なため、回数を増やすことに喜びを感じてしまい、本来の目標からブレてしまうことが結構あります。

そんな時、普段から筋トレの記録日記をつけておけば、自分が目標に対してのレールから脱線していることにいち早く気づけ、目標達成へのブレを修正していくことが早い段階でできるようになります。

記録日記があればトレーナーとのコニュニケーションに役立つ

今現在は筋トレのためのトレーナーをつけていなかったとしても、筋トレの記録日記をつけておくことは、トレーナーの指導を仰ぐことになった場合などに、とても役に立ってきます。

トレーナーに伝える情報が多くてその情報が客観的にも分かりやすいほど、誤解が生まれることが少なくなり、今までの状況をトレーナーが十分に理解してくれることで、アドバイスの質も向上してきます

せっかくある程度高いお金を払ってトレーナーを使うなら、絶対に彼らの知識や経験をフル活用すべきです。

そのための大切なコミュニケーションツールのひとつとして活用できるのが、筋トレの記録日記なのです。

筋トレの記録日記をつけるべき理由(食事編)

記録日記を続けると食事に気にするようになる

筋トレの記録日記の中で、

  • どのような物を食べた?
  • 摂取したカロリー量はどの程度?
  • タンパク質を十分に摂取した?

などの食事に関しての記録をしていくことで、食事に関してもより真剣に向き合っていく心理状態が生まれることになります。

すると、記録をつけていない場合は、ちょっとした気の緩みや甘えで自分のトレーニングを台無しにしてしまっていた食事が抑えられ、より筋トレの目標を達成しやすくなりますよ!

食事管理がゲームになる!

食事に関して筋トレ日記の中で記録をつけていくことは、食事に対して一種のスポーツやゲームのような感覚を生むことにつながってきます。

というのも、毎日の摂取カロリーや栄養摂取がどのようなものだったのか、どんなトレーニングをおこなったかなどの記録を続けていくと、以前よりも優れたカロリーや栄養バランスの食事をとろうというある種の自分との戦いになってくる。

すると、食事がただ摂取するものから、より「戦略的」に計画して摂取していくものに変わってきて、まるでゲームをしている感覚に陥ることも出てきます。

特に、自ら考えて実行する「戦略→実行」のプロセスを楽しめる人であれば、筋トレの食事がより楽しいものへと変わっていきます。

結果に現れていなくても自分を信じ続けられる

筋トレの目標が筋肉を大きくして増量したい場合であっても、逆に、体脂肪を落として減量をしたい場合であっても、食事に関しての記録日記をつけていくことはとてもおすすめ。

増量や減量でよくある失敗の原因のひとつは、結果が出る前に諦めてしまうこと。

体重が目に見えて変わるというのは、即効性のあるものではなく、じっくりと取り組んで初めて実感していけるものですが、結果が出るまでには時間がかかり、なかなか効果の実感が湧かないため、どうしても途中で諦めてしまう人が多いです。

そんな時、筋トレの食事に関して記録日記をつけておけば、毎回どの程度カロリーを摂取しているか、または減らしているかを目で確認することができます。

その結果、目に見える結果が出ていなくとも、自分がどれほど一生懸命食事管理をしているかを理解し、結果が出るまでのあいだを自信をもって耐え抜くことができます。

もっと柔軟性をもてる!

筋トレの目標を達成するために食事に関しても記録日記をつけることは、食事の時間や摂取カロリー、食べる料理や食材などに関して、より柔軟性をもてることにつながります。

例えば、筋トレの目的が「筋肉を引き締めながら体脂肪を落としていく」ことだとした場合に「1日の摂取カロリーを2000kcal以下に抑える」という基準で食事管理をしていたとします。

しかし、

  • 友達の誕生日ディナーに招待された
  • 会社の飲み会に参加しなくてはいけなくなった

などといったことが起こると、1日の摂取カロリーを2000kcal以下に抑えるのは難しくなります。

そんな時、その日に摂取したおおよそのカロリーを記録しておけば、その後数日間の摂取カロリーを毎日100kcal少なくして調整したり、トレーニングを普段より多めにおこなって消費カロリーを調整したりすることができます。

このように、カロリーオーバーしてしまった時の対策を立てやすく、もともと計画になかったイベントなどがあっても、柔軟に参加して食事を楽しんでいくことができるようになります

筋トレの日記をつける際に記録しておきたいこと

筋トレの記録日記をつけることによるメリットをトレーニングと食事に分けて見てきましたが、最後にその日記をつける際に記録しておきたい事項をまとめておきます。

筋トレの記録をつける場合の参考にしてみてください。

  • 筋トレメニュー
    • 種目
    • 扱った重量
    • レップ数
    • セット数
    • 休憩時間
  • 食事内容
    • おおよその摂取カロリー
    • 食事のタイミングと内容
    • サプリメントの摂取量とタイミング
    • 水分摂取量
  • 睡眠時間
  • 体重
  • 体脂肪
  • 筋肉量
  • その他
    • 気分・感じたこと
    • 最もよかったこと/達成したこと
    • 最も悪かったこと/達成できなかったこと

これら全てを記録するのが大変という人はこの中から自分が必要だと思うものを選んで記録してみてください。

また、最近ではこれらの管理をアプリを使ってもできるので、効率よく管理したい方はおすすめです。

筋トレの記録日記をつけるべき13の理由|トレーニングと食事を軸に確認!のまとめ

筋トレの記録日記をつけるべきメリットを、トレーニングと食事の2つの軸に分けて13個紹介してきました。

トレーニングや食事管理にも有効活用できる筋トレの記録日記に興味をもったら、まずは試してみましょう。

細かく書かなくてもいいので、ちょっとしたデータや思ったことなどを少しずつ書き続けていってみましょう。

ちなみに、筋トレの記録日記を書くことは、上手くいかなかった時の感情やトレーニングに対する悩みををぶちまけるためにも最適だったりするので、そのような場合も積極的に活用してみましょう!